部活日記2019.12.28 ひとり部活 コンサート鑑賞 ラ・ベル・カンタービレ 「ミュージックベルコンサート Vol.10」 鶴見大学附属中学校・高等学校ブルーベル・アンサンブル
2019年12月28日(土) 19:00~21:00
顧問が交代になってからのはじめての部活日記です。本当に久しぶりに書いた気がします。
ラ・ベル・カンタービレは、横浜・川崎を拠点に活動されている女性4人のミュージックベルアンサンブルです。第27回ミュージックベル合奏コンテスト・テクニカル部門ではショパンの「黒鍵のエチュード」で金賞受賞の実力派です。メンバーのN﨑さんには、私たちの演奏についてもいろいろとアドバイスをいただいています。
例年クリスマス前にコンサートが開催されますが、今年はホールの抽選に漏れ、年末になったそうです。そうは言っても、さすがベルカン。今回も客席は満席でした。みなさん心待ちにしているコンサートです。
今回のコンサートは何と10回目の記念コンサートです。音楽の生業としていない方々が、これだけのボリュームのある主催コンサートを継続していくことは、ご本人の並々ならぬ思いと情熱、そして周りの方々の支えがなければできることではありません。本当に脱帽です。
部活動であれば、毎日2時間・3時間の練習時間をとることができますが、大人になると、ただでさえ自由な時間を捻出することが難しい中、そのほとんどを音楽(練習)に費やさなければ、お客様を前に演奏するなんてとても難しいことです。大人が音楽継続するって、とても大変なことです。それが他の趣味とは少し違うところかもしれません。
今回のプログラムはコチラ、
第1部
1.「エンターテイナー」(ジョプリン)
2.「天国と地獄」(オッフェンバック)
3.「剣の舞」(ハチャトゥリアン)
4.「シシリエンヌ」(フォーレ)
5.「愛の夢」(リスト)
6.「哀愁のロシアンメロディ」
第2部
1.「マイケルジャクソンメドレー」
Thriller~Beat It~Human Nature~Bad
お客様体験コーナー:“虹の彼方に”に合わせてトーンチャイムを鳴らしてみましょう
3.「ユーミンメドレー」
4.「栄光の架け橋」
アンコール
「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(ヨハン・シュトラウス2世)
第1部のフォーマルステージでは、「哀愁のロシアンメロディ」が素晴らしかったです。ベルってロシア民謡によく合うんです。個人的な好みが入りますが、カチューシャなんかは、鳥肌ものでした。見事な選曲と演奏でした。「天国と地獄」と「剣の舞」はベルカンのベルさばきが光ました。「シシリエンヌ」はピアノとフルート、トーンチャイムのアンサンブル。フルートの賛助出演はU村さん。鶴見区民文化祭ホームコンサートでもご一緒しましたが、鶴見・川崎で活躍されているママさんブラスバンド つるぴよ隊や吉沢実さんのリコーダーオケーストラでも活躍されています。低音も非常によく響いて、力強さも感じられる演奏でした。
ここで一つの発見がありました。トーンチャイムを裏返しにして、マレットで叩いていたんです。イングリッシュハンドベルはマレット奏法がありますが、チャイムではできないため、低音のテンポの速い伴奏や複雑なリズムは難しいと思っていました。選曲もそこがネックでした。でも、こうすればできるんですね。さすがです!!
第2部はポップスステージでは、ベルカンの演出が光ます。とにかく演出が軽やかで飽きさせない。MCがまた絶妙なんです。ミュージックベル界のエンターテイナーだと心底思います。お客さんを大切にしている人柄がよく伝わります。
アンコールでは、サプライズがありました。体調を崩されて脱退されたM岡さんも加わっての演奏。感動しました。
また今回の演奏会で、ベルカンのファンが増えたはず。そろそろ、もう少し大きなホールでもお客さんが入るのではないでしょうか。でもこれくらいの距離感の方がいいのかな?本当に心から楽しかった、あっという間の2時間のコンサートでした。
<番外編>
ロビーではこれまでのコンサート・ヒストリーが紹介されていました。
コンサート終了後のこっそり楽譜を覗いてみたのですが、楽譜が手書きでした。思いをこめてアレンジされている様子が目に浮かびます。