「“心”に残る演奏を!」鶴見大学大学附属中学校・高等学校 ブルーベル・アンサンブル

ミュージックベル&トーンチャイム(クワイアチャイム)合奏団 鶴見大学附属中高ブルーベル・アンサンブルのブログです。日々の練習や演奏会のご案内など、もりだんさんな内容です。

部活日記2018.04.15 コンサート鑑賞 15th Bell Flower(ベルフラワー) ハンドベルコンサート 鶴見大学附属中学校・高等学校ブルーベル・アンサンブル

2018年4月15日(日) 13:10~15:30 

今日は、高2と中3部員と私、顧問Uの8名でコンサート鑑賞に行ってきました。(高3は家でお勉強ということで。)

向かった先は横浜市旭区民文化センター サンハートホール。ここで15th Bell Flower ハンドベルコンサートが開催されます。Bell Flower (ベルフラワー)はサンハートホール主催のハンドベルワークショップ修了生を中心に結成されたクワイアです。指揮者は大塚安宏先生。

イメージ 1






















今回のテーマは「Bell Flower号 世界めぐり」カリブ海を出港し新大陸に上陸、そして日本へ到着します。世界各地の音楽を楽しみながらの船旅です。曲数はプログラムにあった10曲とアンコール曲2曲の計12曲。すべて特徴の異なる選曲で、ハンドベルの奏法を十分に楽しめるプログラムでした。

特に印象に残っているのが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ドナウ川のさざなみ」「華 第2番 ~Flower~」の3曲。

パイレーツ・オブ・カリビアン(ジマー/ハデルト作曲,マッケスニー編曲)は、今回の船旅の出発の際の曲でした。昨年の文化祭で演奏したので、どうしても気になって聴いてしまいます(楽譜は異なります)。曲全体にメリハリがあり、音の処理が非常にていねいでした。

ドナウ川のさざなみ」(イヴァノヴィッチ作曲,大塚 安広編曲)は、繰り返しを省略しても約280小節あるそうです。ベルやチャイム演奏は、ソロで演奏できる楽器よりも集中力が必要です。今回のリンガーは15名。280小節の間ずっと集中力を切らすことなく演奏することはとても大変なことです。勇壮な序曲に続くワルツをイングリッシュ・ハンドベルで見事に表現されていました。

「華 第2番 ~Flower~」(日本古謡,大塚 安宏編曲)は、日本古謡「さくら」の変奏曲。イングリッシュ・ハンドベルのさまざまな奏法を余すことなく使っています。いつまでも聴いていたい1曲です。


曲間のお話しがとても印象に残っています。

指揮者の大塚安宏先生は今年でハンドベルのご指導をはじめて40年になるそうです。フェスリ女学院中学校・高等学校の音楽科教員としてご指導されたはじめの頃は、演奏している団体は全国でミッション系学校の7校のみ、奏法も無骨で楽譜もなく・・・。この40年でさまざまな奏法が生まれ楽譜も非常に増えたそうです。その中の多くの楽曲の作曲・編曲されたのが大塚先生。現在は日本ハンドベル連盟常任理事としてご活躍です。今回2名のフェリスでの教え子のリンガーがメンバー加わったそうです。

今回のコンサート鑑賞で、部員はたくさんの気付きや新しい発見があったと思います。私自身もそうです。明日からの部活に役立てて欲しいですし、後輩にも伝えていって欲しいと思います。



ミュージックベル&トーンチャイム(クワイアチャイム)
鶴見大学附属中高ブルーベル・アンサンブル Bluebell Ensemble