「“心”に残る演奏を!」鶴見大学大学附属中学校・高等学校 ブルーベル・アンサンブル

ミュージックベル&トーンチャイム(クワイアチャイム)合奏団 鶴見大学附属中高ブルーベル・アンサンブルのブログです。日々の練習や演奏会のご案内など、もりだんさんな内容です。

部活日記2018.04.05 ひとり部活 トーンチャイムとミュージックベルの音域を鳴らして比較してみた。

2018年4月5日(木) 18:15~19:30

今日も、私、顧問Uのひとり部活です。しかも微妙な夜の時間だけ。

明日は中高の入学式です。今日は入学式の準備や新年度の準備で学校は大忙しでした。生徒は明日4月6日(金)まで春休みです。部員のみなさんは、宿題終わったのでしょうか?

先日、学校にトーンチャイム(鈴木楽器)4オクターブ半×2セットが納品された話しを下のブログに書きました。

「部活日記2017.04.02 【みんな予習してね】ひとり部活「ハンドベルの聖文舎さんへ」

今日は、少々難しい話しになるのですが、トーンチャイムとミュージックベルの音域を比較してみました。

どちらも実音が高いため、メーカーの情報では、つぎのように記載されています。

トーンチャイム(鈴木楽器)
トーンチャイムの本体五線譜表記は実音よりも1オクターブ低い表記となっております。」

ミュージックベル(内田洋行)
「楽譜は実音より1オクターブ低く記譜されています。」

どちらも、実音と記譜音は異なり、実音の方が記譜音よりも高いということになります。では、トーンチャイムとミュージックベルの音域はどうなのか?ネット上にもいろいろな情報があって、どの情報が信用できるのか・・・。という感じでした。

実際に2つを比較しながら鳴らしてみます。ベルもチャイムも「打撃音」と「残響音」で音が異なりますが、チューナーで確認してみるとトーンチャイムの方が倍音成分が少ないこともあり、ピッチは正確です。

結論としては、
トーンチャイムとミュージックベルは記譜音は同じですが、実音はトーンチャイムの方がミュージックベルより1オクターブ低い音が鳴ります。反対にミュージックベルはトーンチャイムよりも1オクターブ高い音が鳴ります。

クワイアチャイム・トーンチャイムの楽譜(イングリッシュ・ハンドベルの楽譜を準用)で、アンサンブルでミュージックベルを使用する場合は1オクターブ低い音域の音を鳴らす必要があります。ミュージックベル用の楽譜で、アンサンブルでトーンチャイムを鳴らす場合は1オクターブ高い音域の音を鳴らす必要があります。

確認してみると、いつも楽器・演奏用品の購入でお世話になっている、メリーネット福山楽器センターさんの分析結果と同じになりました。
「■ミュージックベルとトーンチャイムの音域について徹底解剖!」




春休みも残りわずか。引き続き良い春休みを!


ミュージックベル&トーンチャイム(クワイアチャイム)
鶴見大学附属中高ブルーベル・アンサンブル Bluebell Ensemble