入賞なりませんでした。第29回ミュージックベル合奏コンテスト公開審査会 鶴見大学附属中学校・高等学校ブルーベル・アンサンブル
今回の記事は少々長くなります。
今回は自由曲部門で「小学生・中学生の部」「シニア・高齢者施設の部」「高校生・一般の部」とテクニカル部門で審査が行われました。開会直後は空席も多くありましたが、150席満席となりました。
審査会は団体名(学校名)は出さず、曲名とエントリー時に提出した紹介文のみが発表されて1団体ずつ演奏動画が始まります。審査委員は委員長の鈴木 邦彦先生(作曲・編曲・ピアノ)、特別認定講師の山田 由美先生(ピアノ)、風間 淳先生(株式会社内田洋行営業統括グループ第一企画部長)です。
タイトルにもあるように、今回は入賞はなりませんでした。今回エントリーした部門は自由曲部門「高校生・一般の部」です。演奏曲は「エル・クンバンチェロ」(ラファエル・エルナンデス作曲・加賀屋 緑編曲)です。今回のコンテスト用に編曲者の先生に編曲をお願いしました。部員は1年間、よく練習し、この曲を多くの機会に演奏してきました。素晴らしく成長してくれました。大変誇りに思っています。ただ、今回は入賞にいたらず、私顧問Uの力不足を感じています。
「高校生・一般の部」は1次選考通過の8団体が本審査へ進みました。美しい旋律を転がすように奏でる正統派の団体からM.B.clubスタイルの団体、ピアノ・パーカッションとのコラボが非常にマッチしている団体、マーチングの要素を含む団体とアプローチの違いが目立ちました。
自由曲部門「高校生・一般の部」とテクニカル部門は、団体名は伏せてあっても、ほとんどどの団体の演奏かわかりました。協会のHPで正式発表されておりませんので、団体名と順位は伏せますが、
テクニカル部門のテイク・ファイブ(ポール・デスモンド作曲)
<参考音源>
には脱帽です。「Jazzをミュージックベルで?」4分の5拍子のという変拍子を見事に演奏し、この楽器の可能性を広げた素晴らしい演奏でした。
信頼できる第三者に公平な立場で評価していただく機会はそう多くありません。審査講評で先生方がおっしゃっていたことがとても心に残っています。すべてにあてはまっていたと思います。各先生のお話しの要点です。
「ベルのコンテストだからといってもベルの音が少々大きすぎやしないか。動画を撮った際には自分たち音と音量を今一度確認して欲しい。メロディーと伴奏のハーモニーがきちんとできているか。」
「ベルの旋律をピアノのように、どのように次の音につなげていくか。どんな環境で演奏するかによって、演奏方法を変える必要がある。ホールなのか会議室なのか、周りの材質はどうなのか。コンクリートなのか木材なのか。場所場所によって残響音が異なってくる。それを意識して演奏して欲しい。」
「音楽は音を楽しむことにある。演奏しきることにこだわっていないか。集中しすぎるあまり、楽譜ばかりに目がいっていないか。演奏しているときの表情はどうか。」
閉会後に、審査委員長の鈴木 邦彦先生より直接お褒めの言葉をかけていただきました。とても光栄でした。また来年も応募したいと思います。
また、今年度は準備が間に合いませんでしたが、来年度は神奈川高文連主催の器楽・管弦楽演奏会にもチャレンジしていきたいと思います。
今後とも地域のみなさまのご支援とご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
鶴見大学附属中高 ブルーベル・アンサンブル Bluebell Ensembleは、年間を通してミュージックベル演奏の音楽ボランティアを行っています。イベント・病院・施設・幼稚園・保育園等でのミュージックベルの訪問(出張)演奏のお問い合わせは、学校(045-581-6325)までお願いいたします。ただ今、新曲練習中です。
担当:ブルーベル・アンサンブル顧問 梅沢 幸助(うめざわ こうすけ)